妥協してると感性が鈍る

私のお姑様は、元デザイナーです。

でも、デザインを仕事をしていたとは思えないほど、彼女の身の回りのもの、彼女のくれるもの全てがセンスがないのです。

少女のような可愛らしいワンピースの下におばちゃん用のジャージパンツを履いたり、くすんだ色のサンダルにおばあさんのような靴下を合わせたり…かと思えば女子高生が使いそうなリュックを背負う。
色彩もバランスも、違和感を禁じ得ません。
いただくプレゼントも、安っぽいレースがごってりついた、悪趣味な置物。安い素材にレースやビーズをつけて無理矢理ゴージャスに見せかけている見るとちょっと不快になるものです。

はじめは、デザイナー業から何十年も離れているせいで、こうなったのかと思っていました。

しかし、どうやら「お金がないから」「オタグッズを買いたいから」「楽だから」などなど言い訳をして、安さばかりを求めてデザインにこだわらない生活を続けるうちに、本当に感性が鈍磨してしまったのだと思います。

安いものを買うのは、賢い選択でもあると思います。けれど、自分の気持ちにうそをついて安物で妥協することで、満足感が得られず、満たされたくて必要でない安いものを大量に買っているようです。
結果、センスの悪いガラクタだらけの家に…。

まだ従順な嫁だった頃、彼女に名刺のデザインをお願いしたことがあるのですが、とってつけたようなフォント、ださい背景で、失礼ながらがっかりしてしまいました。

自分の気持ちにちゃんと向き合い、何がほしいのかきちんと考えて、感性が萎びないように気を付けよう。